【セミナー開催】日本農業経営大学校の原田ゼミでお話しさせていただきました

こんにちは、生産者サポートチームの細越です。
本日は、品川駅に来ております。

さて、品川駅から徒歩15分のところに今日の目的地があります。徒歩15分って結構歩きますよね…。春風を感じながら歩いていると、見えました!本日の目的地、日本農業経営大学校!!

日本農業経営大学校は、農業経営のための農業の学校で、農業経営の専門的かつ実践力をはぐくむカリキュラムを設置した農業の学校です。

本日は、日本農業経営大学校原田雄太郎先生のゼミの時間をお借りして、「データから読み解く農産物流通の可能性」「ポケットマルシェ」について学生の皆様、約20名へお話させて頂きました!私と中山がご説明致しました。

まずは私から農産物流通の可能性について、経済産業省と日本政策金融公庫のデータを元にお話を。

2016 年の BtoC-EC 市場規模は、 15 兆 1,358 億円(前年比 9.9%増) という規模に達していて、その内訳は、物販系が約53%(物販系の中に食品も含まれます)ということをご説明致しました。( *1)

また続いて、食品市場は、ECの市場規模が物販系の中でも2番目に大きいにもかかわらず、EC化率がまだ2.25%しかないため、伸びしろが期待出来るのではないかと皆様にご説明致しました。( *1)

さて、食品市場のECが普及しない理由は、やはり自分の目で確かめて納得した上で購入したいということでしょうか…。しかし、購入経験者に行った今後のインターネット通販による農林水産物の購入意思はあるか?というアンケートでは約90%以上が「購入意思アリ」と回答しており、未購入経験者も今後のインターネット通販による農林水産物の購入意思は約30%にものぼりました。(*2)


また、インターネット通販の事業者に期待することとして「「生産者や商品の情報をもっと提供して欲しい」「配送料を安くして欲しい」が1位、2位と( *2)なっているのです!

と、このようなことを学生の皆様へお伝えしたところで中山へバトンタッチ。

中山は、まずはポケマルというサービスができた経緯から説明を行いました。

先程のデータにて説明を行った「送料を安くして欲しい」「商品の情報を求めている」消費者が多いという点について、ポケマルではどのように解決しているのかを説明しました。

ポケマルでは「農家漁師の方のみしか出店できず、生産者毎にコミュニティができる場を持っている」という点について、多くの学生の皆様に共感いただけたのではないかと思っています!


その後、学生の皆様にはグループになってもらい「あなたが野菜の生産者だったと仮定したら、購入してくれたお客様にどのように喜んで貰う工夫をするか?」というお題について考えていただきました。学生のみなさんの回答として、

・「●●通信」のような月刊冊子を商品に同梱する

・商品と一緒に「種」を入れ、一緒に育ててもらう

といったものから、

・その生産者のオリジナル待ち受け画面をダウンロードできるURLを伝える

といった斬新なものまで。笑

他にも様々な発表をしていただきました。


ちなみに、ポケットマルシェでは

・商品とともに"苗"を一緒に送り、育てる楽しさを伝えている

ものや、

・商品に小袋を入れ、多くの人へお裾分けができるようにしている

など、様々な工夫で直販を楽しまれています^^

今回の勉強会で、日本の農業を担う皆様に少しでも役に立てたのであれば、幸いです!!

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(*1)経済産業省/平成 28 年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)

(*2)日本政策金融公庫 平成27年度下半期消費者動向調査


思いが伝わる直販プラットフォーム。農家・漁師のみなさまはこちらから|ポケットマルシェ

ポケットマルシェは、全国の農家・漁師が出店する、ネット上のマルシェです。生産者が誰でも簡単に出品できる仕組みをつくりました。